外耳炎
外耳から鼓膜にかけての外耳道(耳の穴と呼ばれる場所です)に起こる炎症です。
主に耳かきをしているときに傷つけ化膿することが多いです。
また外耳部分に水が入って細菌が増殖しやすい環境になり、皮膚に炎症が起きてしまうこともあります。
急性中耳炎
ウイルスや細菌の感染により中耳が炎症を起こしている状態のことです。
風邪やインフルエンザなどで鼻からの感染が耳へいくことにより起こる場合が多くあります。
耳の痛み・発熱が症状としてあらわれます。
滲出性中耳炎
鼓膜のさらに奥にある中耳空という空間に水がたまってしまう中耳炎のことです。
通常の中耳炎は痛みや熱を伴いますが滲出性中耳炎はどちらの症状も出ないことから呼んでも反応が悪いなどで気づくことがあります。
真珠腫性中耳炎
皮膚成分がまとまってできた真珠のような白い塊を真珠腫と言います。
この真珠腫は、周囲の骨や粘膜を溶かしながら奥へ奥へと進む傾向があり難聴や耳垂れの原因となります。
放置すれば脳にまで及び、重大な合併症を起こすことがあるので発見されれば手術を勧めることが多いです。
ただし経過観察のみで大丈夫な場合もあります。
突発性難聴
突然左右の耳の一方(まれに両方)の聞こえが悪くなる疾患です。
音がうまく感じ取れない難聴のうち原因が不明なものをいいます。
ストレスや過労、睡眠不足、糖尿病などがあると起こりやすいことがわかっています。
ストレスのかからない生活をしてもらうことやステロイドという薬の内服などで治療を行います。
耳鳴り
周囲で音がなっていないのに耳の中で雑音が発生している状態のことです。副鼻腔炎
副鼻腔という顔の中にある空洞の内面をおおっている組織が炎症し膿がたまる病気です。
以前は蓄膿症とも呼ばれていました。
風邪やアレルギー性鼻炎のあと、大気中の汚染物質によっておこる急性の副鼻腔炎と、12週間をこえて持続する慢性と2種類あります。
アレルギー性鼻炎
鼻の粘膜に入った異物を排除しようとする反応が過剰におこることで鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの症状が続く状態のことです。急性扁桃炎
扁桃腺が細菌やウイルスによって炎症を起こしている状態です。のどが痛く、高熱が出る場合もあります。 繰り返し扁桃炎が起きる場合には扁桃腺をとる手術の適応となることもあります。
咽頭がん・喉頭がん
のどにできるがんです。難聴が続いてなおらない、のどの一定の場所に違和感がずっとある、食べ物が飲み込みにくいなどの症状が出て気づくことがあります。
お酒をたくさん飲まれる方、愛煙家の方は特に下咽頭がんのリスクが高いために定期的なチェックが必要です。
声帯ポリープ
のど仏の裏側、咽頭にある声帯に炎症性のコブができる病気です。ただいま準備中です。